胆管がんのため24日に54年の生涯を終えた女優の川島なお美さんは7日に都内で行われたシャンパンブランド「COLLET」のイベントに出席した際には「皆さんに激ヤセと言われている場合じゃないですね」と気丈に振る舞っていた。

 少しでも美しい姿を見せたいのが女優のさが。なのに川島さんは、激ヤセ姿をさらした。

 業界内では「あの姿で出てこなくてもよかったろうに」とささやかれていた。

 だが、あの姿での登場には、川島さんならではの理由があったと言うのは、デビュー当時から親しかった芸能関係者だ。

「あの時点で、彼女は自分の運命を悟っていたようだ」

 激ヤセしていたにもかかわらず、肌を露出する衣装だったのも「彼女の強気な性格があったからこそ。ここだけの話ですが、彼女はあの時点で自分がこうなることを悟っていたみたいなんです。でも、だからこそ普段通りに振る舞いたかった。昔からよく知っている人はあの姿をテレビで見たとき、これはヤバイな…って思っていましたから…。でもそれが彼女のプロ意識だったんです。最後まで川島なお美を貫き通した」と前出の関係者は声を詰まらせた。

 1981年10月にスタートした「ミスDJリクエストパレード」(文化放送)の初代DJに抜てきされた川島さん。

 大学在学中だったことから“女子大生DJ”と呼ばれ、大学での試験でカンニングした過去を告白するなど“ぶっちゃけキャラ”も支持され、大ブレークした。

「どんなに嫌な仕事でも一度引き受けてしまったら、絶対に弱音やグチひとつこぼすことなくこなしていた」(前同)

 そのかわいらしい容姿からは想像もつかないほど、とにかく気が強かったという川島さん。

 だからこそ、激ヤセ姿でも気丈に“最後のスポットライト”を浴びるためイベントに参加したのかもしれない。