歌舞伎俳優の片岡愛之助(43)が31日、大阪市内で行われた「新豊岡市誕生十周年記念 第八回永楽館歌舞伎公演」の制作発表に出席。女優・藤原紀香(44)との交際宣言後初の公の場となったが、恋人については多くを語らなかった。

 フォトセッションでは報道陣から「交際は順調ですか」との声が飛ぶと愛之助は「定番の質問、ありがとうございます」と笑顔で回答。「紀香は見に来るか」「結婚は考えているのか」などの質問が矢継ぎ早に出たが、答えることなく笑顔で「ごめんなさいねぇ」と口にして会場を後にした。

 同公演では「青雲の座 出石の桂小五郎」という新作歌舞伎が演じられる。愛之助は幕末期に但馬出石に潜伏し、〝逃げの小五郎〟の異名をとった桂小五郎を演じる。「ご当地のものをできるのは、役者にとってうれしいこと。ぜひ、務めさせていただきたい」とやる気をみなぎらせた。

 また、前恋人・熊切あさ美(35)と別れて以降、ほとんど報道陣の前に姿を見せることなく雲隠れ生活をしていた愛之助。それだけに人に見つからない行動は得意か報道陣から問われると「僕ね、そういうの好きなので。(フジテレビ系の)『逃走中』という番組はご存じですか? あれ大好きなんです。ハンターに見つからないようにするのが好きで、よく出させていただいている」と、追っ手役のハンターから逃げ切る大規模な鬼ごっこのような番組名を挙げてニヤリと笑っていた。

 永楽館歌舞伎公演は11月4~10日に兵庫県豊岡市出石町柳にある出石永楽館で開かれる。出石名物の皿そばが楽しみという愛之助は「ゆっくり心行くまでおそばを食べたい。41皿の自己ベストを持っているが、それを更新したい」と大食いへの意気込みも語っていた。