演歌歌手・冠二郎(71)が28日、都内で新曲「夢に賭けろ」の発売を記念したバーベキューパーティーを開催した。

 演歌歌手・藤あや子(54)が冠の作曲を手掛けるようになってこれで9作目。冠は「『夢』とねえ。歌、始めて48年になるけど、歌手としてもう1回紅白に出て、華々しくいきたいねえ」と語った。

 今年は2月に5歳サバを読む年齢詐称が暴かれた。「週刊誌に出る前は悩みに悩んだ。書いた記者を見つけて『なんで暴くんだ!』と1人で殴り込むことも考えたし、場合によってはおカネか何かでもみ消そうとも考えた」

 歌をやめたくなったと真剣に悩んだというが、その心配をよそに「周囲に話したら、ゲラゲラと大笑いされた。行く先々でも好意的に温かく迎えてくれた」と安心したという。

 このサバ読みは仕事面で絶大な効果を発揮。「いろいろなところで、取り上げられたというのもあるでしょうが、仕事が増えた。年齢が年齢だからか、敬老会とかからも呼ばれるようになった。来年の仕事まで埋まっていますよ」とホクホク顔だ。

 昨年と比べて収入面も「3倍くらいになったかも。もともと低かったけどね」と好調のようだ。

 さらに、この年齢詐称で改めて浮上したのがカツラ疑惑。当時、年齢の割には髪の毛が多いといわれていたが、70歳を超えていれば、なおさらということで取りざたされた。

 この疑惑に冠は「こっちも引っ張ってください」と報道陣に直接、強く髪の毛を引っ張らせるという手段で地毛であることを明確にしてみせた。「もう隠していることはありません」と断言した。