NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」で一躍有名になった米女優シャーロット・ケイト・フォックス(30)が18日、東京・渋谷のMt.RAINIER HALLで初のソロコンサートを開いた。
 
 シャーロットはリハーサル終了後、舞台に上がるなり「おはようございます。お久しぶり、元気?」と報道陣に呼びかけると「緊張しているけど楽しみ。たくさん練習して頑張った。だからイイね。気持ちよく歌えた。素晴らしい経験だし、新たな冒険、新たなチャレンジ」と語った。
 
 ファーストアルバム「Wabi Sabi」が19日に発売。6曲のオリジナル曲を書き下ろした。シャーロットは「仕事があるのはうれしい。演技も歌も両方を楽しんでいる。芸術家として世界に美を届けたい」とコメント。今後、ドラマの中で歌声を披露する予定もあるという。

「初めて来日した時、日本語が分からなくて、ドラマの中で言葉が完璧じゃなかった。だからいつもワビサビを感じていた。人生はとても壊れやすく、いつ終わってもおかしくないもの。それを日々感じて生きている。夏の花火は大好き。去年、NHKの社屋から少しだけ見た」。この言葉を聞く限り、わびさびを理解しているようだ。

 今後は9月まで全国ツアーを行い、全8公演をこなす。そのほかドラマの撮影や米国での仕事をこなし、12月にはミュージカル「CHICAGO」(東京・東急シアターオーブ、大阪・梅田芸術劇場など)で主演する。

 シャーロットは「先週、体のトレーニングを始めた。たくさん肉を食べて元気になる。今は超強いよ。ここ硬いよ」とちゃめっ気たっぷりに腹筋を誇示。リポーターに殴らせて「本当に硬いわ」と感心させた。