AKB48の倉持明日香(25)が17日、東京・秋葉原の専用劇場で卒業公演を行い、約8年間のアイドル活動を終えた。

 自身のソロデビュー曲「いつもそばに」をメンバーと一緒に合唱した倉持は大粒の涙を流し「私はAKB卒業後はスポーツキャスターになりたいという目標を持って、新たな一歩を踏み出します。AKBにいたからこそ、見つかった夢。大器晩成と言われて育てられてきましたが、いつか大きな花を咲かせられるようにしたい」と誓った。

 客席には親交のある元プロレスラー“鉄人”小橋建太の姿も。この日は、第1子となる長女誕生を発表した小橋のため、ステージで歌った「キスして損しちゃった」の途中に「こばしー」「けんたー」と叫ぶシーンも。小橋も「こんな1日ないですよ。ほんとハッピーな誕生と卒業です」と笑顔を見せた。

 AKB関係者は「倉持のプロレス好きは正真正銘の本物。中学生のころから東スポやプロレス雑誌を定期購読していましたから。しかも、いっぱいになった本棚を空けるために、自分のグラビアが掲載された思い出の雑誌をすべて捨てて、本棚をプロレス雑誌コーナーにしてしまったほど」と明かす。

 プロレスラーの中でも小橋を「神のような存在」とあがめ、2013年5月に、小橋の日本武道館の引退記念試合でリング上で花束贈呈の大役を務めたこともある。本紙が小橋の引退記念試合の観戦記を依頼した際には一生懸命、話しかけて必死になって原稿を書き上げた。

「そんなプロレス愛を知っているから、小橋さんも昨年の選抜総選挙でも倉持に投票した。長女が生まれたばかりにもかかわらず、卒業公演に駆けつけたのも、小橋愛を感じたからでしょう」と前出の関係者は話した。