昨年の週刊誌グラビアで“謎の美女”として世の男性を熱くさせた女優・祥子(30)が「愛河 いとしきけものたち」(18日発売、双葉社)で官能小説家デビューした。もともと“妄想癖”があり、エッチな想像をつづったマル秘ノートは50冊にもなるというが、困った事態も起きているという。

 今回出版する官能小説は「美人教師の甘い夜」「ナースの火遊び」「フラワーショップ店員の出張遊戯」という3章立てで、自身の“ヌードグラビア”も収められている。祥子は「目で感じてもらって、想像してもらって、本当にいろんなものに活用していただければと思います」

 祥子は普段、いったいどのような妄想をしているのか?

「電車の中で疲れ切ったサラリーマンの方が目の前に座っていると楽しいです。靴とかを見るんです。すり減っている方だと、営業で歩き回って疲れているんだなと。この後私とどこどこの駅で降りて、ゆっくりご飯して、その後も…とか考えています」

 ふとした日常の中も、頭の中はエロスでいっぱいだというのだ。

 今回の官能小説の出来栄えには満足している祥子だが、少々頭の痛い問題も抱えている。それはエッチなことばかり書かれたマル秘ノートの多くが、実家に保管されていることだ。「一番そこが心配なところです。両親の耳に入り、娘はどこに隠してるんだと探されたら大変です。なるべく早く実家に帰って“証拠”を隠滅しないと」と苦笑いを浮かべた。

 芸能人の小説といえば先日、「ピース」又吉直樹(35)が「火花」で芥川賞を受賞した。「(自分も)出すからには、何か評価していただければうれしいです。今後もお話をいただけるのならば、官能小説をもっと深く追求というか、より良いものを作り出していきたいなと思いますね」と次回作にも意欲を見せた。