漫画家・島本和彦氏に聞く 話題の同人誌「シマライブ!」誕生秘話

2015年08月16日 19時07分

「コミックマーケット88」に参加した漫画家・島本和彦氏

「吼えろペン」「アオイホノオ」などで知られる漫画家・島本和彦氏(54)を、日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット88」(16日、東京ビッグサイト)で直撃。漫画ファンの間で話題となっていた、人気アニメ「ラブライブ!」を題材にした同人誌「シマライブ!」について聞いた。

 

 コミケには1995年から参加しているという島本氏。今夏は現在人気のアニメ「ラブライブ!」の同人誌を手掛けており、これまで熱血漫画のイメージがあった島本氏との異色の組み合わせが、ネットを中心に大きな盛り上がりを見せていた。

 

 コミケ当日にもブース前には同人誌を求めて多くのファンが訪れた。島本氏も気軽にファンとラブライブ話に花を咲かせる。

  
 もともとラブライバー(同アニメのファン)だったそうで「僕はTSUTAYAを2、3店舗運営しているんですが、そこでブルーレイも買いました。消費者なんです(笑い)。作品に感動してすごく好き。泣きました」とファンぶりを明かす。

 

 漫画家仲間から薦められたこともあり、同人誌の題材に「ラブライブ!」を選んだという。

 

「シマライブ!」は「ラブライブ!」と同氏の代表作「逆境ナイン」を組み合わせた内容だ。

 

「もともとキャラクターデザインを手掛けた『ライブ・ア・ライブ』(1994年に発売されたスーパーファミコンの名作RPG)とつなげてみようと思ったけど、なかなか難しい。そこで廃校(「逆境ナイン」では廃部)で始まる部分だったり、ところどころエピソードで同じ部分があったので『逆境ナイン』とつなげて作った」

 

 また、現在人気のアニメを取り上げることは漫画家としても生かされると話す。

 

「コミケには流れがあって、誰も知らないけど自分の趣味のものを出すのが楽しい時期と、コミケで人気のものを出すのが楽しい時がある。今回それをやったら、ツイッターとかで反響が大きくて。『ラブライブ!』を一生懸命描くことで、漫画の中に今のノリやエネルギーを取り込む効果がある。作品が若返り、作家としての若返りにもつながる」

 

 ちなみに島本氏が一番好きなキャラクターは絢瀬絵里で、今回の漫画の表紙でも大きく取り上げられている。

 

「グループものだとリーダー格が好きになる。ガンダムだとブライト・ノア。今回はリーダーかわからないけど生徒会長かな。でも最初は海未ちゃん(園田海未)が好きだった。ですます調のしゃべりが好きで、電車の中で女の子がですます調だと『これだ!』と思う。〝丁寧語萌え〟です」と最後は自身の萌え部分についても熱く語った。