女優・大島優子(26)が13日、東京・港区のスペースFS汐留で行われた主演映画「ロマンス」(29日公開)のジャパンプレミア舞台あいさつに登場した。
 
 大島がAKB卒業後、初めて主役を演じた映画の舞台は箱根で、ヒューマンドラマに仕上がっている。
 
 役柄は小田急電鉄「ロマンスカー」で接客するアテンダント役だ。ひょんなことから、何年も会っていない母親を探す小さな旅に出る。
 
 黒を基調としたレースのドレス姿で登壇した大島は「この日を迎えるのがとても楽しみだった。海外の映画祭の反応を聞いて、早く日本のお客様に見てもらいたかったです」と自信あふれる表情を浮かべる。
 
 共演の俳優・大倉孝二(41)とは初共演。「お互いに疑ってかかっていた」(大島)という関係性だった。
 
 ところが、すぐに上下関係が決まった。大倉は「上から目線でこられた」と苦笑い。大倉が自腹を切って、映画のプロモーションに来た際には「えらーい」と“上段”から褒めらたそう。
 
 初主演の映画には「監督が私を信頼してくれたので、私も信頼返しした。信頼関係があるから、裸の自分を見せられるという感じ。セリフもすっと入りました」と体当たりで挑んだ。
 
 最後は「この映画に出合って、ロマンスの意味を考え直した。性別関係なく、人と人との出会いだなって。心地よさを感じる映画だと思います」と笑顔を見せた。
 
 今年2月の東スポ映画大賞授賞式では、審査委員長のビートたけし(68)から「見事、アイドルから女優に脱皮した」と高評された。今後は「北野作品」起用も期待される。