ゴジラ誕生に新説!?

 46年前にアポロ11号で月面に降り立った宇宙飛行士バズ・オルドリン氏(85)のツイッターが話題になっている。

 同氏は月面着陸に伴う手続き書類を次々と公開。このほど、月への旅行代金として33・31ドルと記入された伝票の写真を掲載した。代金は現在のレートで約4100円に相当するが、実際は同氏が地上で使った車の分とみられる。旅行中は政府から「食事と宿舎」が提供され、ロケットの燃料は「支払いの必要なし」だったとか。

 同氏のツイートによれば、宇宙旅行でも税関への申告は必須。アポロ11号に乗り込んだ故ニール・アームストロング船長ら3人が帰還時に署名した申告書には、持ち込む物品の欄に「月の石とほこり」と記入してある。

 一方で3人は月から未知の病原体を持ち帰った可能性が考慮され、帰還後3週間にわたって隔離。その際、自分たちのほこりを拭き取った布が海に捨てられたことに触れ「かわいそうに、海の生物たちが月の病原体を押し付けられたのだ」とツイートしている。その「海に月のほこり投入」という事実が、映画「ゴジラ」のアイデアを生んだのかもしれないと主張。自身のバズという名前にちなんで「バジラ」と呼ぼうと冗談を飛ばしている。

 ゴジラ誕生については、度重なる水爆実験で生活環境を壊され出現したケースや、太古から生き残っていたゴジラザウルスがビキニ環礁の水爆実験の放射能を浴び怪獣化したパターンがある。

 2001年公開の「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」では、ゴジラは太平洋戦争で亡くなった人たちの残留思念(怨霊)の集合体であり、現代人が戦争の悲しさや苦しさを忘れると現れると説明されている。

 来年にはゴジラの新作映画が公開予定。映画関係者は「ゴジラの誕生経緯には過去や現代の社会情勢を風刺する部分も多い。月のかけらが海に落ちてというアイデアは今後、出てくるかもしれない」と話す。