俳優の千葉真一(76)が7日、都内で行われた、サミュエル・L・ジャクソン(66)主演映画「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」(15日公開)の公開記念トークショーに出席した。
 
 米国の映画界に精通する千葉は、サミュエルと10年来の親交がある。クエンティン・タランティーノ監督(52)を通して知り合い、何度も食事をしながら映画について議論してきた。
 
 千葉は「彼は大変な日本好き。(千葉が演じた)柳生十兵衛が好きで、初めて会った時に『ファンだ』と言って、サインを求められた。あんな大物にサインするのはさすがに緊張した」と振り返る。
 
 千葉は長年、新渡戸稲造の「武士道」をドラマ、映画化したいとのアイデアを温めており、かねて「日本のいい映画を一緒にやろうよ」と互いに話しているサミュエルと、この作品についても構想を語り合っているという。
 
 千葉は「彼はいつもリラックスして、緊張せずに平常心を保てる。それに芝居について深く考えている。すばらしい役者。役者になるまで非常に苦労されてね。そんな歴史と人間性なのかな、とても優しい。普段はあまり出歩かないけど、ゴルフが大好きでよく行っているみたい」とサミュエルについてコメント。いつの日か、日米2人の大物共演が実現する可能性もありそうだ。