グラドルボクサーとして注目される郷司利也子(33=川崎新田)が2日、ジム主催興行「ホープフルファイト」(7日)への参戦と、DVD「素肌のままで」(28日発売)の発表会見を行った。試合で対戦する日向野知恵(スパイダー根本)について「世界ランキングに入っているので格上の方だが、挑戦する立場なので、今までで一番気持ちは楽。自分の戦い方をどこまで貫けるか」と意気込んだ。

 また、6月に静岡県内で撮影したFカップグラドルとしてのDVDは「セミヌードや変形水着も入っているし、前作よりも動きがあります」と見どころを語った。

 昨年9月に写真週刊誌「フライデー」に掲載されたグラビアが反響を呼び、仕事が急増。今回のDVDは2枚目で、今月はグラビア雑誌に計6回登場する。すでに3作目のDVDの撮影も決まっている。「前回も今回も、試合に近い時期にDVDを発売させていただけるメーカーを選んだ」と二刀流を貫く美女ボクサーだが、最近は似た立場の高野人母美(28=協栄)と比較されることが多いという。

 高野はモデル出身で177センチのプロポーションを生かしてグラビア活動をしながらもボクサーとして実績を残し、6月にはOPBF東洋太平洋女子スーパーバンタム級王座を獲得した。

「実際、どこへ行っても『高野さんとはやらないの?』と言われるし、私が高野さんの名前を出すと皆さんが喜んでくれるのがわかるんです。やはり、女子ボクシングをもっと盛り上げるためにもぜひ戦ってみたいと思います」(郷司)

 もっとも、対戦に向けた道のりは険しい。実績は圧倒的に高野が上で、階級も高野のほうが上。郷司も「なんとか振り向いてくれるよう実績を残して頑張っていきたい。階級(ミニフライ)も“歩み寄る”形でできたらいいんですが」とあくまで懇願する立場だ。

 もし対戦が実現したら世間の耳目を集めるのは確実。果たして夢の対決が実現する日は来るか。