“お台場のお局アナ”が引退! フジテレビの爆乳美熟女アナウンサーとして知られる阿部知代アナ(52)が、人知れずアナ職から外されていた。現在の役職は「報道局マルチデバイスニュースセンター シニアコメンテーター」。響きこそいいが、事実上の“アナ引退通告”で、今後は番組には出演しない見込みだという。オトナの色香と豊満ボディーで一時代を築いた古参アナが、入社から30年目、とうとうマイクを奪われてしまった。

 エース・加藤綾子アナ(30)の退社報道否定に必死なフジが、そのウラで衝撃人事を断行していた。「あべちよ」こと阿部アナが6月末の人事で「編成制作局アナウンス室」から「報道局――」へ異動していたのだ。

「上層部は、カトパンの流出阻止には躍起だけど、あべちよさんの異動はあっさり決まったそうです。カトパンもそのうち独立するだろうし、局としてはあべちよさんを外して新陳代謝を促したかったはず」とフジ局員は明かした。

 阿部アナは2012年から今夏まで米・ニューヨークに滞在。平日朝の人気情報番組「めざましテレビ」などで、現地から中継リポートをしていた。ただ近年は目立った担当番組はなく、25、26日に放送された「FNS27時間テレビ」にも出演しなかった。

 入社30周年のメモリアルイヤーに突入した“女帝”がマイクを奪われた格好となった異動は悲劇だが、意外にも、アナウンス技術や仕事の取り組みに対する局内の評価は良くなかったという。

 別のフジ局員は「大都市マンハッタンで優雅に暮らしていた」と、こう声を潜める。

「独身を貫き、金髪男性と楽しく遊んでいたらしい(苦笑)。加えて大好きなミュージカル観賞ざんまいと悠々自適な生活をエンジョイ。番組で中継リポートしても局内の評価が芳しくなく、代わってディレクターが担当することもあった。今回の人事でついに“肩叩き”されたわけです」

 新しい配属先となる「報道局――」は名ばかりで「もう番組には出ない見込み」と前出局員。

 阿部アナは1986年に入社し、翌年から、タモリ(69)が司会を務めた名物番組「笑っていいとも!」の人気コーナー「テレフォンショッキング」で火曜日担当の初代アナを務めた。

 身長168センチ・B92(Fカップ)・W60・H88(推定)のボディーを誇る。女子アナなのにポロリしそうなほど胸元が大胆に開いた超セクシー衣装を好み、フェロモンをムンムンに振りまいていた。「とんねるず」石橋貴明(53)から好かれ「『ちよ姉』とよくイジられていた」(制作会社スタッフ)。

 フジの報道番組のメーンキャスターは、かつては男性アナの独壇場だったが、その慣習に風穴を開けた。「産経テレニュースFNN」では、上層部に直談判して93年から土曜・日曜版でメーンの座をゲット。翌年から始まった「ニュースJAPAN」でフリーキャスター安藤優子(56)がメーンに抜てきされる土壌を作ったとされる。

 当の阿部アナはまだ日本に帰国しておらず、残っている仕事をこなしているようだ。

 フジは、最古参の松尾紀子アナ(55)が今月いっぱいで退社予定。現在のアナウンス室で松尾アナに次いで社歴が長い阿部アナも、表舞台から去ることになる。麗しき女子アナ界も世代交代の波を迎えようとしている。