本紙客員編集長のビートたけし(68)が29日、都内で行われた「予防医学のアンファー新企業CM」発表会に出席した。

 たけしは企業キャラクターのアンファーマンとCMで共演。「いつまでも健康に、楽しく、私らしくいたい」という企業コンセプトを「エイジングサイン」編と「人生を楽しむ医学」編の2本で表現していく。

 最近は「動きが悪くなった」そうで「映画を撮影するときには減量をするんだが、食事制限だけでは減らなくなった。だから動くようにしているんだけど、年を取ると体重が減らない。自分の頭の感覚と体が一致しないっていうのが分かるようになった」。

 ただ、理想は「生涯現役」だ。「上原謙の記録は破りたい」と72歳で子供ができた名優を引き合いに笑いを取るが、一変して「俺たちの仕事は自分が現役でやりたいと言っても、お客からいらねえよって言われちゃうとやめないといけない」と持論を展開。それでも「落語家みたいに死ぬまでやりたい」と語った。

 そのためにも大切なのが「体」だ。「エンターテインメントの世界って、年を気にするようなタレントはダメだと思う。(ロバート)デ・ニーロのように『いくつだっけ?』、『えー!?』ってならないとダメだよね」と71歳の名優を理想像に挙げた。