安田大サーカス・団長安田「驚異の回復力」ネタにジョーク連発

2015年07月29日 13時39分

 19日に出場した山形・鶴岡市の「温海トライアスロン大会」で自転車走行中に転倒し、頭部を強打してドクターヘリで救急搬送されたお笑いトリオ「安田大サーカス」の団長安田(41)が29日、復帰会見を開いた。

 20日から都内の自宅で療養していた団長は、当初復帰に1か月以上かかると見られていた。しかし、現地の病院での適切な処置と、都内で傷治療の権威の診察を受けたこともあり、芸人離れした身体能力で驚異的な回復を遂げた。

 団長は残り15キロの給水ポイントで、タイム短縮を焦るあまり十分な減速を怠った。自転車がバランスを崩して他の選手と接触し、右こめかみ部分から落車。顔の右半分やひじ、ひざなどを強打した。

 メンバーのHIRO(38)が「最初、報告を受けた時はびっくりした。命があるかどうかと聞いて、助かったから良かった。もし団長が死んだら、妻子がいるのでうちらが稼いで養わなければ、との思いが頭をよぎった」と話すように、公開された事故直後の写真は、頭をギプスで固定され、顔がはれ上がった団長の姿は痛々しく、生死の境をさまよっているように見える。

 だが、当の団長は「落車してからは覚えていないので、痛みはなかったに等しい。周りの人によると『僕、落車したんですか』と聞いて、集中治療室でもタイムを気にしていたらしい。首も脳も何度もレントゲンを撮ったけどなんともなくて、医者が首をかしげていた。ヨーグルトが好きなので骨が丈夫なのかな。もとから脳の質もあまりよくないし」と冗談が言えるほど回復している。

「病院で目が覚めたら看護師さんたちがキラキラして見えて、みんなモデルのようにきれいだった。でも、翌日はおばちゃんばかりだった」と言ったかと思えば「ケガが治りすぎたので、この会見で売名と言われるのではと焦った。昨日、あわててケガの特殊メークをしようかと思った」と語るなど、ジョークを連発した。

 頭を打った影響か、ケガの後はとにかく眠く、ごはんも食べずに眠り続けた。それが回復を早めた可能性もあるという。団長は「頭への衝撃は避けたいので、芸人の方々はとりあえず1か月はハリセンや頭への突っ込みは控えていただきたい」とお願いする一方で、「ヘルメットで救われた部分がすごくある。なかったら確実に死んでいた。レースでなくても自転車に乗る時はヘルメットをするべき」と呼びかけた。

 当面は体を使う仕事を避け、スタジオでの収録が中心となる。団長は「我々は働かないと給料ゼロ。ローンもたくさん残っているので」とこぼしながらも「レースで1分1秒速くなったところで嫁も子供も喜ばない。プロじゃないので、まずは安全が大切」と自らに言い聞かせた。

 ひざの曲げ伸ばしで激痛が走るため、当分は得意の“土下座芸”も封印。ただ、この日、焼き肉チェーンの「牛角」から1年間のカルビ無料券をお見舞い代わりにもらい「肉が大好きだからうれしい。まさにケガの功名」と大喜びした。