漫才コンビ「オール阪神・巨人」が24日、大阪・なんばグランド花月で芸能生活40周年記念公演「ふたりのW成人式」を行い、右大腿部骨折で休養していた坂田利夫(73)が舞台復帰した。

 コントの途中で「アホの坂田」のテーマが流れると、坂田がおなじみの踊りを披露しながらサプライズ登場。「鈴木宗男でございます」とボケをかまし、「骨、折りましてね。やっと治りました」と報告した。

 3か月ぶりの復帰をファンから温かい拍手で祝福された坂田は「ただアホが治らない」と悔しそうな表情に。すると、オール巨人(63)から「それは治らん方がエエですよ。それ治ったら商売にならん」と“普通の坂田”にならないように説得を受けた。

 一方、坂田から「あと100年、200年と頑張ってください」とエールを送られた巨人は「声が出る限りやり続けたい。100年は無理ですけどね」と笑顔を見せた。

 イベントでは故横山やすしさんから「横山ボート・レース」というコンビ名を付けられそうになったことや、西川きよし(69)の最高年収が3億円だったことなどを暴露したほか、それぞれの得意分野も披露した。巨人は自身の持ち歌の「天国への手紙」をしっとり歌い上げ、オール阪神(58)は息子・隆平さん(19)と漫才コンビ「オール阪神・阪神ジュニア」を結成。“ジュニア”は「ここに立つと巨人さんの苦労が分かります」とアドリブ連発の阪神に困惑しきりだった。