朝日放送の脇阪聰史社長(67)が24日、大阪市内の同社で夏の社長会見を行い年末に復活する「M—1グランプリ」に、著書「火花」で芥川賞を受賞したピース・又吉直樹(35)が出場することを希望した。

 5年ぶりに復活するM—1。いやが応でも注目が集まるが、脇阪社長は「ぜひとも某先生に出ていただきたい。ピースの場合は出場資格が十分にある」と参戦を呼びかける。今のところピースのエントリーは、確認していないという。

 一方、お騒がせの作家・百田尚樹氏(59)の一連の発言を不問にする考えも語った。

 百田氏といえば同社の人気番組「探偵! ナイトスクープ」にチーフ構成作家として25年以上も携わっている。

 百田氏は自民党の勉強会で「沖縄の2つの新聞社はつぶさなあかん」と発言。議員の質問に対する発言だったとはいえ物議を醸した。

 脇阪社長は「百田さん発言は大きな波紋が広がりました。残念な事態を招いておると感じています」と率直な受け止め方を語ったが、「その件について私からコメントすることはございません」と話した。

 続けて「当社の番組はさまざまな専門家の協力を得て、制作されております。スタッフが番組以外の場所でさまざまな意見を表明する自由は、尊重すべきであると考えております」と、一定の理解を示した。