米国出身のお笑い芸人・厚切りジェイソン(29)らが20日、初のDVD発売を記念して、都内で「2015年爆笑夏祭り お笑い合同イベント」を開催した。
 
 ジェイソンは炎天下「ホワイジャパニーズピープル? 厚木からやって来た、厚切りジェイソンですッ!」と暑苦しくあいさつ。続けて「テレビではやらないジャパニーズピープルネタもやっている。ぜひ、見てね」とDVDをアピールした。

 本業はIT企業の役員で、5月にはマザーズに上場。ジェイソンも同社の株を多数保有するため、売却すれば1億円を軽く超える利益が期待できる。まさに新時代の富豪系芸人だ。
 
 一方、この日共演した「巨匠」の岡野陽一(33)は大のギャンブル好きで800万円の借金がある。「このDVDで借金を返したいが、それには何枚売れなきゃいけないのか」と頭を悩ませるばかり。
 
 そのため、ジェイソンへの接近を試みたのだが…。「先日も営業で飛行機の席が隣だった。仲良くなったつもりだったが、別れた後にSNSで友達申請しても無視されている。お金を取られると警戒しているのでは」と肩を落とした。
 
 芸人といえば、苦労や貧乏がつきものという概念は、米国人には通用しない。ジェイソンはすでに「家族を養って、楽に暮らしていける」と豪語。如才なく振る舞い、20代で仕事、趣味での成功と家族、富と全てを手に入れただけに危険人物を察知する能力にもたけているようだ。