ピース又吉 芥川賞受賞会見で「今まで通り芸人100」

2015年07月16日 22時02分

直木賞受賞の東山彰良氏(左)、芥川賞受賞の又吉直樹(中)と羽田圭介氏

「第153回芥川賞・直木賞」の選考会が16日、都内で開かれ、芥川賞は、ピース・又吉直樹(35)の「火花」が、お笑い芸人として初めて受賞した。
 
 緊張の面持ちで会見に臨んだ又吉は開口一番「いや、あの、ビックリしたんですけど、とにかくうれしいです。ありがとうございます」と戸惑いながら感謝する。
 
 芸人として初の快挙に又吉は「注目してもらうのはありがたい。芸人の先輩方が僕のことをふざけて『先生』と呼ぶことはあるかもしれませんけど、本当に『先生』と呼ぼうとしているのは、相方の綾部だけだと思う(笑い)」と、笑いを取るあたりは芸人としてのプライドもちらり。

「僕はこれからも今まで通り芸人100でやって、それ以外で書く姿勢は崩さんようにしようと思います」

 佳作を積み上げることで実力を認められ受賞する例も多い芥川賞。処女作で受賞した例も、石原慎太郎(82)の「太陽の季節」、金原ひとみ(31)の「蛇にピアス」、平野啓一郎(40)の「日蝕」らとわずかしかない。

 芥川賞作家となったことで、今後は芸人と作家という〝二足のわらじ〟を求められる。

 実際、この日の選考会前の昼には、又吉は相方の綾部祐二(37)とともに、東京ドームシティアトラクションズ「呪い指輪の家」発表会に出席し、周囲からは早くも次回作を期待する声が届いた。

 又吉は「今はまだ書いてないけど、今後もどんどん書いていこうかなと思ってます」と前向きな構えを見せている。

 なお、贈呈式は8月下旬に都内で開かれ、正賞の懐中時計と副賞の賞金100万円が贈られる。