お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」田村淳(41)が15日、都内で自著「35点男の立ち回り術」の発売記念イベントを開いた。
 
 淳が、悩める社会人や若者に向けて人付き合いの極意をアドバイスした著書。生き馬の目を抜く芸能界を巧みな話術で立ち回っているが、当の本人は謙遜した。「だって警察に謝ったこともあるじゃん」と2012年に警察と路上でモメた騒動を自らネタにして苦笑いする。「東京スポーツに『淳 テロリスト』って出たしね」と本紙をチクリとやった。
 
 ならばと、淳が敬愛する極楽とんぼの山本圭壱(47)が今月5日、都内で行われたコントライブで、相方の加藤浩次(46)と電撃共演したことを尋ねた。
 
 淳は質問に噴き出した後に「あのこと(事件)があってから9年間くらいがたった。僕ができることは少ないと思うけど…」と切り出し「山本さんって不起訴なんですよね。でも、世間のイメージは、女性に無理やり…ってイメージだと思う」とおもんぱかる。
 
 その上で「また(芸能界で)やろうとがんばっている人は背中を押したい。一緒に番組をできれば。徐々に山本さんがメディアに出てくれれば。芸能界は甘いって言われるけど。人間は過ちを犯す。それを乗り越えて、どう生きていくか。応援したい」と熱いエールを送った。
 
 この日のイベントは、ファンからの質疑応答も受けつけた。
 
 男性ファンの質問に対して「いい質問ですね」とうなずき「『いい質問ですね』って評価する人、大嫌い」とニヤリ。人気キャスターの池上彰氏(64)の得意のフレーズをイジる。
 
 淳もテレビやラジオの番組で政治を語っており「僕は(共演する相手が)何を望んでいるかしか考えていない。まず相手の(トークの)エンジンをかける。かかってきたところで、自分が聞きたいことをブッコみます」と大物政治家と対談してきたテクニックの一端を明かした。