若手有望ボートレーサーの馬場剛(23)と今月6日に結婚した元SDN48で、フリーアナウンサーの近藤さや香(31)は美人女子アナが多数いるセント・フォース所属で、現在、グリーンチャンネルの地方競馬中継で司会を務める。

 小学校から高校卒業まで米国ミシガン州で育った帰国子女。慶応大学卒業後は社長秘書を経て、2009年にAKB48の姉妹グループ・SDN48のオーディションに合格した。12年3月までアイドルとして活動し、翌月からフリーアナに転身した。

 英語が堪能で、高学歴メンバーとして注目を集めたが、決して恵まれたアイドル時代を過ごしたわけではなかった。

「2010年にブレークしたAKB48は(米国の)ロサンゼルスで公演を行ったのですが、そこに近藤も同行したんです。しかし、メンバーとして華々しいステージでパフォーマンスを披露したわけではなく、通訳として奔走。本人も『SDNで成功して、次はメンバーとして参加したい』と悔しさをにじませ、帰国後には大好きなお酒を飲んで憂さを晴らしていた」(元SDN関係者)

 そんな悔しい経験をバネにSDNが11年から計3回行ったシンガポール公演では、近藤は流ちょうな英語を披露し、現地ファンから大喝采を浴びた。

「近藤は幼少期からバレエを習ったり典型的なお嬢様育ち。OLからの芸能界入りには家族の反対もあり、本人も悩みに悩んで『清水の舞台から飛び降りる覚悟だった』と話していた。でも、慣れないアイドル活動にも努力を続けて独自のポジションを獲得した」と前出のSDN関係者。

 努力の人でもあったが、日本での握手会では口下手なファンに積極的に話しかけるなど見事にリードするなど、48グループきっての才女としても認識されていた。「きっと結婚してもダンナさんをリードしてくれると思います」と前出の元SDN関係者は期待を込めた。