綾野は2003年に「仮面ライダー555」(テレビ朝日系)でデビュー。09年の映画「クローズZEROⅡ」や10年のドラマ「Mother」などで独特の存在感を見せ、12年のNHK連続テレビ小説「カーネーション」、13年のドラマ「最高の離婚」での演技が評価された。昨年主演した映画「そこのみにて光輝く」などでヨコハマ映画祭などの主演男優賞を受賞。同年にはドラマ「すべてがFになる」(フジテレビ系)で連続ドラマ初主演を果たした。


“ヘビ顔”イケメンの代表ともいわれ、女性ファンの間では「陰のあるところがいい」「母性本能をくすぐる」などとブレークした。


 芸能プロ関係者は「最初は同じ事務所の小栗旬の陰に隠れていたが、いまや主演を張れる同格になった。高校卒業後に上京したときには、代々木公園でホームレス生活も経験し、ハングリーさもある。売れないころは『人間なんて信じられない。オレにはコミュニケーション能力はない』などと悩んでいた時期もあった。芝居にのめり込むタイプで、演技論を語らせたら終わらない。哲学的な言動みたいなところもモテる要因なのでは」と語る。