リスタートは“父娘タッグ”!?「事務所独立騒動」で渦中の女優・能年玲奈(21)の気になる行く末が本紙の取材で判明した。今年1月に無断で個人事務所を立ち上げたことで、所属事務所と冷戦が勃発。能年は主演予定だった来年4月のTBS系連続ドラマを見送ることが決まり、両者の関係はもはや修復不能となった。能年は来年6月の契約満了をもって現所属事務所を退社する見込みだ。独立後には、なんと実父がマネジャーに就任する方向で準備が進められていることがわかった。

 本紙がスクープした能年の独立騒動は、悪化の一途をたどっている。発端は能年が心酔する「生ゴミ先生」こと魅力開発トレーナーの滝沢充子氏とともに、今年1月に個人事務所「株式会社三毛andカリントウ」を無断で設立したこと。これに激怒した所属事務所「レプロエンタテインメント」との間で冷戦が繰り広げられている。

「トラブルの根は想像以上に深いですね。騒動を受け、レプロ側は本人と話し合いの場を設けようとしましたが、能年サイドはそれを拒否。弁護士を通さないと話ができない状況のようです」とは事情を知る人物。

 レプロ側が問題視している能年と滝沢氏の“関係”は、より強固なものになっている。

「騒動発生後も能年さんは自宅マンションで滝沢氏とそのパートナー男性、仲の良い元レプロの女性タレントと一緒に生活することが多い。先日も一緒に車で買い物に出掛けていましたよ。レプロ側は滝沢氏と距離を置くことを求めていますが、彼女にその気はないですね」(同)

 事態の深刻さは仕事面からも容易に見て取れる。2013年のNHKの朝ドラ「あまちゃん」で大ブレーク後、将来を嘱望された能年だが、最近は露出も激減。現在はレギュラーのラジオ番組や昨年の段階で決まっていた仕事をこなす程度だ。

 来年4月スタートのTBS系連ドラへの主演予定もここにきて消滅。同ドラマは人気コミック原作で、現在も連載中だ。

 テレビ関係者は「能年さんの名前が(企画書から)外れたのはごく最近。キャラクター的にもピッタリでしたが、事務所側と協議した結果、見送ることになったようです。代役は有村架純らが候補です」と明かす。能年とレプロの契約関係はこのままでは来年6月までともいわれている。その直前にあたる4月のドラマ主演が白紙となるということは…。

「レプロ側としては映画の『海月姫』以降も、仕事を決めてきたけど、それらすべてが能年さんの『やらない』のひと言で白紙になってしまったという経緯があるんです。事務所の信用問題にも関わってきますからね。今回のドラマも直前での“ドタキャン”が怖くて、白紙になったという背景があるんです。事務所もいまは仕事を入れたくても、入れられないと嘆いていましたよ」と同関係者。

 退社後の行く末についても様々な臆測が流れている。一部では2月に個人事務所を立ち上げた小泉今日子(49)が能年を“引き取る”ともウワサされているが…。

「確かに小泉さんが彼女をかわいがっているのは事実。能年さんも先月21日付のブログで小泉さんの舞台を観劇したことを明かしている。ただ、所属となると話は別。今後もサポートはしていくでしょうが、引き受ける気はないようです」とは芸能プロ関係者。
 そんななか、気になる情報が飛び込んできた。TBS系の連ドラを見送った際、能年に近い関係者が局側に「これからは父親がマネジャーをやりますので」と説明していたというのだ。

 これが意味するのは、“ファミリー事務所”にほかならない。事実、能年と家族の結び付きは強く、ブログには5月上旬に騒動を心配した母親が兵庫から上京。一緒に夕飯をとったり部屋の掃除をしたと記されている。昨年9月のブログには、妹も登場している。

「能年さんが泣きながら両親に窮状を訴えたこともあり、居ても立ってもいられなくなったのでしょう。娘のため今後は一家で能年さんを支えていくようです。キーマンの滝沢氏も、母親がレプロより彼女を信頼しているので、関係性は変わらないと思われます」(同)

 7日、本紙は能年の実母を直撃取材した。「お父さんがマネジャーをするとの情報があるが?」との問いに、実母は3秒ほど沈黙した後「そんなことはないと思いますけど、事務所に聞いてください」と繰り返すだけだった。

 家族のバックアップを得て、能年は再起できるか――。