音楽プロデューサーのつんく♂(46)が3日、東京ドームでのプロ野球「楽天—日本ハム」戦の始球式に登場した。

 つんく♂は楽天の三木谷浩史オーナー(50)と旧知の仲で楽天の応援歌を制作したこともある。4月、つんく♂が近畿大学の入学式で声帯摘出の告白をしたことに感銘を受けた三木谷オーナーが始球式登板を要請。つんく♂が快諾し、この日の登板が実現。告白後、初めての公の場となった。

 始球式では白のサマーマフラーに背番号「29(つんく)」の楽天ユニホーム姿でマウンドに上がると、左打席に入った楽天・松井稼頭央選手(39)のインコースを突くストレートを投げ込み、見事空振りを取った。松井もつんく♂の力のこもったボールに驚きの表情を浮かべて、苦笑いした。最後は三木谷オーナーとマウンドで抱き合い、友情を再確認した。