NHK新やらせ疑惑 問題の記者が8月復帰も?!

2015年07月02日 21時26分

定例会見を行ったNHK大阪放送局の正籬聡局長

 NHK大阪放送局の正籬聡局長が2日、大阪市内の同局内で定例会見を行い、週刊誌で新たな「やらせ疑惑」が浮上した大阪放送局に所属のN記者について見解を避けた。
 
 週刊文春で新しいやらせ疑惑が指摘されたのは、NHKの看板番組「クローズアップ現代」で2010年に放送された「大相撲“存亡の危機”」。
 
 出演したA氏が関わったことのない野球賭博の“胴元”扱いで放送されたとしている。A氏が抗議するとN記者は、タレントなどのキャスティング業もしていたA氏に薬物乱用防止イベントの仕事をあっせんした、とも報じている。
 
 昨年5月に放送したクロ現の「追跡“出家詐欺”~狙われる宗教法人~」に出演した男性B氏も「架空の人物を演じた。真実と違う報道で人権を侵害された」と主張しているが、同じN記者が取材したものだという。
 
 疑惑について正籬局長は、N記者が東京放送局に所属していた時代の番組ということもあって「週刊文春の話ですが、これらの番組については大阪局が制作に関わっていない番組。本部で対応しています」と無関係を強調。

「詳細は把握しておりませんけど、取材を十分に行って制作したものであって事実の捏造とか、やらせなどはないと考えていると、本部では答えていると聞いています」と続けた。

 また、N記者は3か月の停職処分中だが正籬局長は「人事については全く決まっていない」とし、記者としての復帰を否定しなかった。

 8月にN記者の停職が明けるが、真実が明らかになる時期はまだまだ見えない。