お笑い芸人が「ゴミ屋敷」リポート 夏バージョンに“改装中”

2015年06月30日 06時00分

歩道にあふれたゴミに囲まれた中で話し込むコラアゲン(左)とゴミ屋敷家主(コラアゲン提供)

 テレビ局スタッフからカメラを取り上げたり、本紙記者をインスタントラーメンで接待してくれたり…。5月半ばに全国ニュースとして密着されていた、あの名古屋市のゴミ屋敷家主を“独自取材”し続けるお笑い芸人コラアゲンはいごうまん(45)が、驚きの近況リポートだ。先週訪れたところ、屋敷は見事な(?)夏バージョンに変身し、家主のハートもすでに夏仕様になっていたというのだ。

「6月上旬に行政代執行があるかもしれないということで、そのときに歩道はきれいになっていたんです。しかし、25日に訪れると、家主は歩道にゴザを敷いていました」とリポートしたのは、名古屋から帰ってきたばかりのコラアゲン。

 いったんは、歩道からゴミがなくなったものの、家主は再び歩道に進出。発泡スチロールの箱やコンロなど生活に必要なものも、家主と一緒に歩道にはみ出していたというが、歩道には夏らしくゴザが敷かれていたという。

 このコラアゲン、ゴミ屋敷が全国ニュースになった当時から興味を持ち、たびたび現地を訪れるなどして家主をウオッチ&取材し続けてきた。

「この日も『そうめんの季節だから』ということで、捨ててあったザルを持ち帰ってきていました。本人に片付けようという意思はあるのですが、今でも必要と思ったものを拾っているそうです」と続けるコラアゲン。

 騒動のピークに比べるとやじ馬の数は減ったものの、一部がリピーターとなり、差し入れを持ってくるようになった。

 また、なぜか家主はハトになつかれるようになり、手や肩に乗せてみせることもあったという。

 夏本番を前に、暑さ対策はまだあった。発泡スチロールにスーパーでタダで手に入る氷を詰めて、クーラーボックスを自作。「発泡スチロールには保温作用があるんだ」と家主は説明し、飲み物を入れていた。

 食事もラーメンから変化した。「そうめんにするか、そばにするか」と食事に悩んでいることをコラアゲンに明かし「わさびがないからそうめんだな」とこだわりを披露。コンロでそうめんをゆで、ネギをハサミで丁寧に切る。スーパーの氷で冷やし、ツルッ。拾ってきたザルは使わなかった。

 コラアゲンは「そうめんはおいしかった。ヤマキのめんつゆがお気に入りだそうです」と振り返った。

 本格的な夏に向けて準備は万端だが、再び歩道にゴミが出てしまっているのは問題だ。「家主は『7月から片付ける』と言っています。ネタにさせてもらっているし、手伝いたい」とコラアゲン。今度こそ片付けられるのか。

☆こらあげん・はいごうまん=1969年9月29日、京都府生まれ。WAHAHA本舗所属のピン芸人。大阪NSC7期生。自ら体験したことや取材したことを語るノンフィクションネタが持ち味。暴力団や宗教などをテーマにしてきた。ネタが長いため、テレビよりも全国を回るライブを中心に活動している。