声優・白石冬美が秘話公開 愛川欽也さんはふなっしーの“はしり”だった?

2015年06月28日 10時00分

愛川さんとの思い出を語った白石

 4月に亡くなった「キンキン」こと愛川欽也さん(享年80)と親交があったラジオの深夜放送元パーソナリティーで声優の白石冬美(73)が、本紙に“懐かしのマル秘エピソード”を明かした。「チャコ」の愛称で親しまれた白石は、愛川さんとは駆け出し声優時代からの付き合い。「愛川さんは仕事の合間、私の家を休憩室代わりに使っていたこともあった」と青春時代をプレーバックした。

 ――若いころの愛川さんの印象は

 白石:声優時代はケンカっぱやいところもありました。キンキンが5分遅刻して、ディレクターが部屋のカギをしめて入室させなかったら、怒ってそのディレクターを追い掛け回したこともあったかな。

 ――ほかには

 白石:とにかく寂しがり屋。仕事で空き時間ができると、友達の家に電話して「今から行っていいか」と。私の家にも何度も来ました。私のマンションの前にあるたばこ屋さんの赤電話から「チャコ、いる?」なんて電話してきてね。時には私の家の下の階の女の子を「エレベーターで一緒になったから」と連れてきたことも。もちろん、キンキンが結婚する前ね。女性とのエピソードはたくさん!

 ――愛川さんとは“男女の仲”にならなかった

 白石:全然! 私が失恋した時も、キンキンは「そーなんだー」ぐらい(笑い)。お互いに人の話を聞かない性格だから、友人として成り立ったのかな。

 ――妻のうつみ宮土理は関係を疑わなかった

 白石:全然! 実はキンキンと宮土理ちゃんが結婚するのもテレビで知ったの。キンキンはすごく優しくて、宮土理ちゃんが小説家を目指した時はすぐに書斎を作ってあげたりしてね。いい夫婦だったと思います。

 ――TBSラジオの深夜放送「パック・イン・ミュージック」と愛川さんとの思い出は

 白石:私と(一緒にパーソナリティーをしていた野沢)那智さんは、ほかの人をゲストで呼ぶことはなかったんですけど、(別の曜日担当だった)キンキンは1人がとにかくダメ。私も何度もゲストに呼ばれて出演しました。ディレクターを話し相手として放送に登場させたのも多分、キンキンが初めてだと思います。ぬいぐるみの中に入って声を出したのも(朝の子供向け番組でロバの着ぐるみをつけていた)キンキンが初めて。今、人気の「ふなっしー」の“はしり”ね。キンキンは挑戦が好きだった。「なるほど!ザ・ワールド」(フジテレビ系)でやった、司会者が動き回るスタイルも初めて。天丼屋を始めた時は「今に全国展開するからね、その時はチャコに一軒任せてやる!」なんてうそぶいてたから(笑い)。私はキンキンは100歳まで生きると思っていた。本当の友人でしたね。

 白石と愛川さんの思い出の番組「パック・イン・ミュージック」のイベントが7月17、18日に東京・赤坂の草月ホールで行われる。18日は愛川さん、野沢那智さん(2010年死去=享年72)をしのぶ特別イベント。白石と那智さんの名コンビ「ナチチャコパック」の復刻第2弾CD「金曜ナチチャコパック 今、よみがえる伝説のスター投稿者・傑作選」が7月21日に発売される。何度聴いても心に響く「昭和」が思い出される作品となっている。