AKB48が20日、JR大阪駅前の「グランフロント大阪」でフリーライブを開催した。

 3回のステージで、整理券で入場した観客はそれぞれ1500人。関係者によると「チャリティー以外のフリーライブは初めて」といい、ファンの写真撮影もOKという異例の対応となった。また、28日にインテックス大阪で開かれる握手会も、ライブ部分は無料で観覧できるようになるという(メンバーとの握手は握手権が必要)。

 今回の試みは、次期総監督の横山由依(22)らの発案によるもの。

「AKBを通りすがりで見に来てくださる方は少なかった。『ちょっと気になるから行ってみよう』というのができない状況だったので、少しそれを変えてみたいというのをスタッフさんと話していた。大阪のみなさんが立ち止まってくれたのがうれしかった」(横山)

 現在、所属するメンバーの多くは人気絶頂の中でAKBに加入した。横山は「私たちって、先輩方が作ってきてくれたAKBというレールに乗っていた。一からAKBの歴史を作っていきたいです」と宣言した。

 横山といえば、先日の総選挙でのスピーチがグダグダだったことで話題に。前日(19日)、食事を共にした総合プロデューサーの秋元康氏から「横山はスピーチがダメだな」とダメ出しされたそうだが、「そこがたかみな(高橋みなみ)と違って、いいところでもあるよ」と個性として認められたという。

 横山は「私はカリスマ性があるわけではないので、背中で引っ張るタイプではなく、ともに歩む『横顔が見える総監督』になりたいですね」と決意表明した。

 梅雨だというのにこの日は晴天。木崎ゆりあ(19)は「先輩たちは雨女が多い。柏木由紀さんとか。若手メンバーは晴れ女が多めでよかったですね」とアピールした。