超大物歌手・井上陽水(66)が、レコーディングスタジオで“ブチ切れ事件”を起こしていた。還暦をとうに過ぎた今も精力的に活動している陽水だが、新作アルバムを制作している最中に、現場にいた関係者を凍りつかせる一幕があったと語られている。変わり者の一面はあるが普段は温厚で通っている陽水をブチ切れさせた原因とは、いったい――。

 ある芸能プロ関係者が明かした。

「陽水さんがレコーディング中にブチ切れたと業界で噂になっています。どうやら若手スタッフのひと言が、よほど気に入らなかったみたい」

 陽水といえば、今なお第一線で活躍している音楽業界の超大物。大みそかのNHK紅白歌合戦が何度も出場オファーを出すも、すべて断ってきたことはもはや伝説となっている。こんな陽水を慕う人気歌手も多い。

 昨年9月にアルバム「氷の世界ツアー2014 ライブ・ザ・ベスト」をリリースしたばかりの陽水だが、創作意欲は衰えていない。発表こそされていないが、今年も新しいアルバムを出そうとレコーディングをしていた。そこで“事件”は起きた。

「歌を取り終わった後、陽水さんは満足げに『どうだった?』とスタッフに聞いたのです。もちろん陽水さんとしては、納得のできるものができたという自負があったのでしょう。すると陽水さんの孫と言ってもいいほど年の離れた若手スタッフの一人が、まるで年が近くて仲がよい先輩に答えるように、すご~く軽い調子で『いいんじゃないっスか』と返答したとか。このひと言に、陽水さんは激怒してしまったようです」と音楽関係者。

 これまで、陽水の性格について「変わっている」という者は少なからずいたものの「気が短い」などと言う人はあまりいない。

「陽水さんの音楽にかける気持ちはいつも真剣そのものです。自分が納得いくまで、とことん追求するタイプ。にもかかわらず、軽く答えられたことが気に障って、怒ったのではないのでしょうか。陽水さんは超大物とあって、やはり周囲はかなり気を使って接していますよ。慣れたスタッフならば直立不動で『最高です』とか『良かったです』とか答える場面なのでしょうが…」と前出関係者。

 もちろん、この若手スタッフにも悪気があったわけではなく、今の若者らしい話し方で返答しただけだろう。

 世代間の考え方の違い、ジェネレーションギャップが出たとみられるが「結局、陽水さんを怒らせたスタッフは、現場から外されてしまった」(芸能関係者)

 陽水は現在もアルバムを鋭意制作中。まだいつになるか分からないが、魂を込めた新アルバムのリリースが待たれるところだ。