落合福嗣 俺流ならぬ“僕流”で声優デビューに父・感涙?

2015年06月16日 22時00分

アニメ映画の公開アフレコに出席した落合福嗣

 中日ドラゴンズ・落合博満GMの長男で、今年4月からプロの声優として活動をスタートさせた落合福嗣(27)が16日、都内でアニメ「それが声優!」(今夏に地上波で放送予定)の公開アフレコに出席した。

 

“ガンダムマニア”で“永遠の少年”ながら、185センチの堂々たる体躯。すでに妻子を持つ身でもある。

 

「小さいころから、この職業につきたくて遠回りしてきたが、やっとスタートラインに立てた。緊張より、楽しい、うれしいの気持ちが強い。ぜひ、ロボット、そしてガンダムに乗って悪と戦いたい。男子の夢なので。いただいた仕事を全力でこなし、いずれは主役をやりたい。“僕流”でいく」と抱負を語った。

 

 福嗣が声優に憧れたきっかけは、みのもんた(70)の出世作となった人気特番「プロ野球珍プレー好プレー」だとか。

 

「小さいころ、父は秋田出身なのに、番組で関西のイントネーションになっていた。どうしてと父に聞いたら、声優という仕事があって声を当てていると教えてもらった」という。

 

 野球に打ち込んだり、エッセーを書いたりと多くの才能を発揮してきた福嗣だが、2010年に人気ゲームソフト「龍が如く4」へ本人役で出演して「専門的な技術が必要だと痛感した」。

 

 2年間、専門学校で基本を身につけ、オーディションでプロダクションに拾われた。「父には『これからは、お前もプロだからしっかり責任持って頑張れよ』と言われた。母は最初から『応援してるから、どんどんあなたの好きなことをやりなさい』と言ってくれている」

 

 福嗣がプロのスタートラインについた際、母の信子さんは「『うちの子は声優です』と言えるのがうれしい」と涙を流したという。「父も『お前泣くなよ』と言いながら感極まっていた」といい、一家で幸せを分かち合ったようだ。

 

 かつて、ヤンチャ坊主だったが、すっかり礼儀正しい好青年に成長した。「小さいころは、僕が両親と遊びたいのに新聞記者の人たちが囲んで、なんでと思っていた。でも、記者の人たちとの付き合いで人付き合いを学び、あのころがあるから今がある」。そう振り返った。

 

 原作者で声優の浅野真澄が「声優は年代ごとに仕事をこなし、長く続けるのが最も難しい。彼は堂々として物おじしない。声が個性的過ぎないので、ナレーション、アニメ、吹き替えといろんな可能性がある」と、その才能に太鼓判を押した。