先月28日に死去した漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今いくよさん(享年67)の相方・くるよ(年齢非公表)が13日、大阪市内で行われた、KBS京都の「いくよくるよのどやさマンデー」(毎週月曜午後9時~)の収録で仕事復帰した。

 同番組は「今いくよ・くるよ」としての最後のレギュラー番組だった。この日は15日放送分など4本分の収録を行った。

 いくよさんの写真を持参し、収録後に取材に応じたくるよは「マンション出てきたときに『頼むよ、助けてや』って言ってきました。いくよちゃんが、どこかで参加しているようだった」と振り返った。

 取材はしんみりせず、漫才師らしく笑いに満ちたものに。収録にはシルク(年齢非公表)、なるみ(42)が参加。くるよは年齢非公表だが、同級生のいくよさんが死去したことで年齢がほぼ判明してしまった。

 なるみは「今回に限り、年齢は伏せといていただけませんでしょうか。今回のことがありましてバレバレですけど。マネジャーにも言っていなかったんです。お気遣いいただけたら」と報道陣にお願い。

 くるよは「28歳を過ぎたら女芸人は年齢を言わなくていい」という考えの持ち主のため、なるみの提案に大きくうなずいた。

 また、なるみは「人生、何が起こるかわからない。これから恋をするかもしれない」と話し、恋多き女性のシルクは「ダブルデートしましょうね」とエールを送った。

 今後も漫才コンビ「今いくよ・くるよ」として活動し、所属する吉本興業によると大阪・なんばグランド花月にある看板も外さないという。

 くるよは「解散せんと1人で頑張ります」と明言。ただ、舞台復帰については「今はちょっと考えられないけど、(いくよさんが)『やりよし』と言ってくれたら」と気持ちの整理がつくまではしないという。

 くるよは「本当にいい相方やったと思います」と故人をしのび、最後は「どやさ」とコンビの代名詞ともいえる言葉で締めくくった。