ハロプログループ「℃―ute(キュート)」(矢島舞美=23、中島早貴=21、鈴木愛理=21、岡井千聖=20、萩原舞=19)が11日、神奈川県の横浜アリーナで「9→10周年記念 ℃―uteコンサートツアー2015春~The Future Departure~」千秋楽公演を行った。

 キュートが念願の横浜アリーナ単独公演で“アイドル界NO・1パフォーマンスグループ”の実力を見せつけた。

 楽曲順はメンバーたちの意見で決定。オープニングは、インディーズ時代の曲「まっさらブルージーンズ」からメジャーデビュー曲「桜チラリ」までの5曲で歴史を振り返る。

 MCでは結成して1年目当時の「無告知ライブ」について触れた。

「雨の日でメンバー2人が舞台袖ですべってこけたんだけど、そもそも、見てたお客さんが2人しかいなかった」と岡井。萩原が「その2人のために『まっさらブルージーンズ』を歌った」と振り返ると、中島が「今はこんなにたくさんの人に応援してもらって幸せですね」と感無量の表情だ。

 今年に入り、ハロプロはキュートと同期の「Berryz工房」が活動停止。新グループが続々誕生するなど“激動の時代”を迎えている。

 だが、リーダーの矢島は最後に「いろんなことがあって、不安に思っているんですけど、キュートはまだまだ走り続けます!」と宣言。5人はラストソングを涙を、にじませながら歌い切った。

 9月にはキュート初のメキシコ公演も控える。今後も目が離せない。