サラリーマンの心に響く異色ロックバンド「多火油機団」 衣装は東スポ

2015年06月11日 10時00分

多火油機団の(左)からカツヤ、タカユキ、ヒラク、シンゴ

 サラリーマンの心に火をつけている異色なバンドがある。ロックバンド「多火油機団(タカユキダン)」だ。

 4月にアルバム「犬和魂(イヌトダマシイ)」を発売し、このアルバムを引っさげ「山手線全駅制覇」を目標にライブツアーを続けている多火油機団。結成は6年ほど前だが、メジャーレーベルからCDを発売するようになってから、ライブハウスでは知る人ぞ知る存在になっている。

「最近では、小さなライブハウスに足を向ける客が増え始めて、ちょっとしたブームになっているんですが、その中でも30代後半から40代のサラリーマンを中心とした同性にファンが多いということで、異彩を放っているんです」と言うのはある音楽関係者。

 ボーカルのタカユキ(38)が中心の4人組ロックバンド。「彼らの歌っている歌が、サラリーマンの共感を呼んでいるんです。『一生一撃!!』なんて曲は、汗水たらして苦労して働いても納得できないことは多いけど全開で生きていこうぜ、とまさに“働く男”の歌としてウケている」と同関係者。

 サラリーマンに向けて発信するのは曲だけではなく、衣装もその一つ。本紙を含めた「新聞」でステージ衣装を作っているという。バンドのプロデューサーの平間あきひこ氏は「サラリーマンの必須アイテムはやっぱり新聞という結論に行き着いた。だったら、その新聞を使って衣装を作ろうとなったんです。いろいろな新聞を使わせてもらってますが、実は東スポさんをメーンで使わせてもらってます。過激な見出しが前面に来るようにとデザインしている」と語る。ちなみにCDの歌詞カードも新聞風に作ってある。

 まだライブハウスでの音楽シーンでの活躍が多いが、共感を覚える「働く男」は徐々に増えつつある。