【マラソン6位惨敗】猫ひろし 陰謀に巻き込まれた?

2015年06月09日 10時00分

6位と惨敗した猫ひろし

 カンボジア国籍を持つお笑い芸人の猫ひろし(37)が7日、シンガポールで開催された「東南アジア競技大会」男子マラソンに出場し、2時間42分39秒で完走10人中6位と惨敗した。カンボジア代表として、来夏に控えるリオデジャネイロ五輪への出場を夢見ていたが、厳しくなった。ただ、そのウラにはニャンともキナ臭い陰謀がささやかれていて…。

 まさかの大敗だった。カンボジア選手内だけの戦績では3大会連続で1位だった猫。この東南アジア競技大会で好タイムを残して3位以内に食い込めば、リオ五輪に一気に近づくとみられていたが、屈辱の6位で黄色ランプが点灯した。

 今年2月の東京マラソンで叩き出した自己ベスト2時間27分52秒を約15分も下回るタイム。リオ五輪男子マラソンの参加標準記録である2時間17分00秒に遠く及ばなかった。

 思わぬトラブルに見舞われた。猫は3人の選手を引き連れてトップ集団の先頭に立っていたが、3キロの折り返し地点を行き過ぎてコースを間違えるトラブルが発生。

 レース後には「(自分が)行き過ぎてしまい、他のトップ集団の選手も(折り返し地点が)分からなくて、自分と同じく行ってしまったんです」と悔しさをにじませた。

 そのウラでは、ニャンともキナ臭い陰謀説が流れている。現地で観戦した関係者が声を潜める。

「猫がコース間違いした一因は、折り返し地点に立っていた現場スタッフがランナーに対し、折り返し地点をハッキリ示さなかったためと言われているんです。このスタッフは現地のシンガポール人で、大会のホスト国の選手に有利になるようわざと誘導ミスしたのでは、というわけ。現地で取材したアジアのメディアもそういう疑惑の目で見ています」

 猫が率いるトップ集団のコース間違えが起きた瞬間、観客から現場スタッフへ向けてブーイングが飛んだという。「このスタッフは逆ギレしていましたけど(苦笑)」(前出関係者)。現に2時間34分56秒のタイムで優勝したのは、シンガポールの選手だった。

 猫は前回のロンドン五輪で国籍変更に伴う出場資格問題に直面、内定していたカンボジア代表での出場を逃している。そのリベンジをかけ、リオ五輪代表の選考材料でもあった今大会でアウェーの洗礼を受けたということだ。

 このトラブルがタイムに影響したかについて、猫本人は「みなさんも同じようにロスしているんで、みんな同じです」と首を振って否定したが、このロスがなくても、標準記録には及ばなかったかもしれない。猫の関係者も「主催者側への抗議はしない予定」という。

 とはいえ、五輪出場は国籍を変えてまで夢見た悲願。ニャーニャーと文句を言ってよさそうだが、アウェーの地で抗議しづらいのか借りてきた猫のようにおとなしい。

「本人は12日に日本へ帰国予定。あとは、8月に行われるカンボジア国内の大会に出場し、優勝すればリオ五輪出場の望みはある」(猫の関係者)。ランナーとしてはすでに“老猫”。ラストチャンスにすべてをかける。