「ほめる達人」演じた手塚とおる ドラマとは真逆の処世術

2015年06月11日 10時00分

「太鼓持ちの達人」では“ほめる達人”を熱演した手塚(手前)だが…

 俳優の手塚とおる(52)が初主演したテレビ東京系ドラマ「太鼓持ちの達人~正しい××のほめ方~」がDVD&ブルーレイ化された(発売中)。

 舞台を中心に活躍する手塚だが「テレビドラマで自分が主演するとは思っていなかったです。オファーを聞いたときは、最初ドッキリかなと思いました。企画会議で上がるまでは分かりますけど、実際に形になるとは思っていませんでした」と苦笑いする。

 ドラマは「世渡りWARS」というオンラインゲーム上で起きる。

 コミュニケーションに悩む人たちに手塚が演じる「スタローン大佐」らが“ほめワード”を授け、ほめることで一癖も二癖もある敵(ビジネス相手や友人)を“倒していく(うまく付き合っていく)”というものだ。

 ドラマでは「ほめる達人」を演じたが、プライベートでは「実は僕は人を意識的にほめようとして、ほめた記憶がほとんどないんです」と意外な事実を明かす。

「どちらかといえば身近にいる“嫌な人間”に興味があるタイプ。『この人間のどこが嫌いなんだろう』と探るために、ほめることもありますが、それは僕にとって、相手にしゃべらせるための“まき餌”なんです」

 そんな一面を持つ手塚だが「役者は浮世離れしていて、社会で生きることの大変さを学びました。このドラマは煩雑な人間関係を『改善する』のではなく『回避する』が中心。それが正しいやり方なんじゃないか、と感じましたね」と社会の奥深さを体験した。手塚の名演をDVDで見れば、社会のストレスが解消するかも?

☆てづか・とおる=1962年6月27日生まれ。血液型=B。身長175センチ。1983年、舞台「黒いチューリップ」(作・唐十郎、演出・蜷川幸雄)で俳優デビュー。86年から劇団健康に参加。92年の解散までに全作品に出演。93年、シリーウォークプロデュース「お茶と同情」で初作、演出をする。その後、ナイロン100℃、野田地図、大人計画、劇団☆新感線、燐光群など多くの舞台に客演。舞台以外にも映画、テレビドラマで活躍している。