女優の釈由美子(36)が“武闘派”に転身していた。

 釈といえば美人かつ天然キャラでブレーク。さらには、15センチほどの妖精「小さいおじさん」を目撃した経験を持つなど、ミステリアスな一面を持つ女優として知られている。だが、ここ数年の間で「古武術」を習得したというから驚きだ。

 釈は、14年ぶりに出演の本格アクション映画「KIRI―『職業・殺し屋。』外伝―」(20日公開)で主役の「キリ」を演じているが「古武術で練習していることが生かされていますね。ちなみに、黒帯を持っています」と自信満々に語る。

 空手や居合など、週3回は道場に通い修練しているというから本気だ。映画では殺し屋キリの鍛錬シーンも撮影されたが、すべて釈のアドリブで行われたという。

 釈は「監督から『自由にやってください』と言われたので、私が普段やっている練習を演じました。呼吸法とかですね。これだけでかなりやせるんですよ」と表情は笑顔だが、目からは今にも人を殺しそうな殺気が放たれていた。

 あまりにも激しいアクションシーンを演じたことで「もともと体にピッタリのボディースーツが用意されていたんですが、撮影でやせてブカブカになってしまったんですよ」(釈)とトラブルも起きてしまったという。

 ある映画関係者は「日本の映画界は本格的なアクションシーンを演じられる女優が極めて少ないんです。釈さんのほかには若手女優の武田梨奈ぐらいですかね。頭突きで瓦を割るCMに出演して知られた女優です。釈さんの容姿ならアクションもこなす人気女優ということで“日本のアンジェリーナ・ジョリー”になれるのでは」と語る。

 近い将来、釈がアクション女優としてハリウッドに進出する日が来るかもしれない。