伝統芸能継承だ! AKB48の横山由依(22)が31日、大阪・関西テレビで放送されている自身の冠番組「横山由依がはんなり巡る京都いろどり日記」(毎月第3水曜深夜、関西ローカル)のDVD発売記念イベントを同局で開催した。

 12月にAKBを卒業する高橋みなみ(24)から総監督を引き継ぐ横山。AKBの活動では目に見えない重圧があったことを、この日のイベントで感じたという。「普段のAKBの時よりリラックスできてるかな、と感じた。コンサートとか気を張ってたんだなと気付けた。『まとめないと』と思って自分が窮屈になっていた。ホッとするイベントがあったのはタイミング的にもよかった」と笑顔を見せた。

 6日に福岡で開票イベントが行われるAKB48グループ選抜総選挙は速報で20位と出遅れた。「危機感はすごく感じていて不安もある。速報の後に自分で4票入れました」と苦笑いし「あとはファンの方を信じるだけ」と力強く語った。

 横山といえば総選挙の開票イベントでのスピーチが毎回、緊張のあまり腰砕けになり“伝統芸能”と呼ばれるまでになった。同じく“伝統芸能”と呼ばれるのが“こじはる”こと小嶋陽菜(27)の出遅れ癖。毎年速報で順位が低迷し、ツイッター上で弱音を吐くというものだ。しかしこじはるは今回の選挙に出馬せず、“伝統芸能”は消滅の危機に陥っている。

 こじはるなき今、「自分は伝統芸能を守る?」と水を向けられると横山は「はははっ、そうですね。速報が低かったので、当日どうなるか分からない状態。もしかしたら例年以上に緊張感があるので…」と、過去の腰砕けを超える姿になるかもしれないという。

「福岡には体調を整えていきます」と言う横山だが、今年もファン垂ぜんのシーンが期待できそうだ。