楽しんご 今井さんに殴られて目が覚めた

2015年05月29日 16時00分

沈痛な面持ちで答える楽しんご

 今井雅之さん(享年54)の死に、おネエ芸人・楽しんご(36)が大きな衝撃を受けた。

 今井さんと出会ったのは2年前、テレビ東京系の番組「現状打破TV」での共演だという。企画で演技指導を受けたが、“テレビ的”な演出が大嫌いだった今井さんの指導は本気そのもの。楽しんごは「すごく厳しかったです」と振り返る。

 収録中に、楽しんごは今井さんから強烈な平手打ちを食らった。顔が腫れるほどの威力だったが、この一発が楽しんごの人生を大きく変えた。

「あんなに思い切り殴られたのは初めてです。ボク、芸能に入って急にバーッと行っちゃった(ブレークした)じゃないですか。それでなんかちょっとこう(てんぐに)なったんですね。何してもみんな寄ってくるし、どこ行っても『楽しんごちゃん』と言われたり、優遇されたりとか。それが今井さんにバンとやられてから、甘えてた自分が一気に現実に戻りました。僕もちゃんと現実を見て動かなきゃいけないのかなと思いましたね」

 その後、今井さんと共演することはなかったが、その教えを胸に、今後は役者業でも頑張る!という希望を持っている。

 また、今井さんと親交があった元K―1ファイターの佐竹雅昭氏(49=顔写真)は、武士道や日本論で激論を交わした仲だ。

「会うのは、夜の街が多かったですけど、飲み屋でも国や外交問題、日本人のあり方などをずっと熱っぽく語っていた。大人たちにこそ道徳を教えないといけないというのが持論でしたね。最後に『僕はもう1軒、闇に消えますから』と言うのが、お約束でした」と根っからの“国士”だったという。

 今井さんが4月30日にがん告白する3週間前(4月9日)にMXテレビ「バラいろダンディ」で共演した佐竹氏。「すごく痩せてしまって、イスにもたれかかっていましたが、番組では下ネタ連発ですから驚いた。仕事をすることでエネルギーに変え、なにくそと思ってやっていたんじゃないですか。病魔を乗り越えてくれると信じていたが、本当に残念です」と佐竹氏は早すぎる死を悼んだ。