お笑いトリオ「森三中」の大島美幸(35)が28日、東京・中野区の中野ZERO大ホールで行われた映画批評家が選ぶ「第24回日本映画批評家大賞授賞式」に出席した。

 大島は映画「福福荘の福ちゃん」で主演。女なのに「おっさん役」を熱演。その演技が評価され、新人女優賞に選出された。

 現在は出産のために芸能活動をセーブしているが、授賞式には出席。登壇すると「妊娠中なのに、おっさん役で賞をもらった。おっさん役をいただけて、本当に感謝しています。ぜひ、DVDなどで見ていただきたいです。受賞は出産の励みになりました。うれしくて、いまにも出産しそう」と笑いを取った。この役で大島は、昨年カナダ・モントリオールで開催された「ファンタジア国際映画祭」で最優秀主演女優賞を受賞。

「日本の映画祭でも評価されたことで、女優としての価値は大いに高まった。仕事復帰後は続々と映画のオファーが舞い込むでしょうね。早くも打診しているプロデューサーもいるようです」(映画関係者)。今後は“個性派女優”としての道も開けそうだという。そんな中で、テレビ界からも大島の早期カムバックを望む声が日増しに大きくなっている。

「大島にしかできないことがある」(あるテレビ局ディレクター)とその“特技”が必要とされていた。それは「食レポ」だ。

「大島がガバガバ食べると視聴率が上がるんですよ。しかも、大島は量もたくさん食べられる。食レポは1日に何軒も回るので、胃袋の大きさも必要。大島がいなくなって、食レポのキャスティングの幅が確実に狭くなりましたから」(前出ディレクター)

 出産後は栄養をつける必要があるので、食レポの仕事は一石二鳥。復帰後は様々な業界から引っ張りだことなりそうだ。