新潮社が主催する文学賞「第14回女による女のためのR―18文学賞」の贈呈式が26日、都内で行われ、ピン芸人の友近(41)が出席した。

 今年から友近が選ぶ特別賞「友近賞」が新設され、友近は秋吉敦貴さん(35)の「明け方の家」を選出。

 受賞理由について「ホントに私好みだった。立場の違う女性の描写がすごく丁寧。昔から私は『なぜこの人は、こういう生き方になってしまったのか』ということをひもとくのが好き。そういう意味でこの物語を読んで『あっ、こういう過去があったからか』と、自分の中で答え合わせができた」と話した。

 さらに同作品を映像化したい考えもある。「この役はこの女優さんにやってもらえばいいとか、そんなことまで考えた。『この役は大谷直子さんか藤山直美さん』とか、若い女性は『長澤まさみか、大島優子ちゃんあたり今頑張ってるし』とか。ただ主役は『友近かなあ』」

 映画化の際には友近の主演があるかもしれない。