永田町で憲法改正をめぐる漫画キャラクターバトル

2015年05月28日 11時00分

自民党が作った漫画「ほのぼの一家の憲法改正ってなぁに?」
自民党が作った漫画「ほのぼの一家の憲法改正ってなぁに?」

 永田町で憲法改正をめぐる“漫画キャラクターバトル”が話題を集めている。


 自民党は憲法改正に関し、他党の賛同が得やすいとみる緊急事態条項、環境権、財政規律条項の中で緊急事態条項を衆院憲法審査会などで最優先に議論する方針。26日に審議入りする安全保障関連法案をめぐり与野党対立の激化が予想され、審査会での改憲議論は停滞する可能性もある。


 緊急事態条項は、大災害や他国からの武力攻撃の際、首相の権限を強化することなどが柱。7日の憲法審査会で、自民党は3項目を「優先的に議論してはどうか」と提案。中でも緊急事態条項について、国会議員の任期を延長できる規定の新設が急務と訴えた。


 憲法改正を推進する自民党は、漫画「ほのぼの一家の憲法改正ってなぁに?」(作画・柴田工房)を作り、党所属の国会議員や地方議員を通じて全国に配布している。


 内容は“ほのぼの家”という家族5人のやりとりを通じ、改正すべき内容や国民投票の手続きを説明。憲法改正を発議するには、国会で衆参両院で3分の2以上の賛成が必要となるが「不可能とは言わないがかなり難しい関門」「日本は世界でも相当改正しにくい」と話し合う場面が出てくる。


「漫画は5万部作りました。憲法改正の賛否を問う国民投票を2年以内に行いたい。そのためにより多くの人に気軽に読んでもらって、憲法改正の理解を広めていきたい。特に子育て中の主婦や学生に読んでもらいたいです」と同党参院議員。


 一方、自民党と反対の立場を取る共産党は、ホームページ上で「平和を脅かす憲法改悪を許すな!」と訴える漫画キャラ特命PR部「カクサン部!」を発足させ、憲法担当部員の「ポーケン師匠」が護憲を訴える。


 本のような頭部のポーケン師匠は、日本国憲法9条の「恒久平和」が信条で「史上最強の武道・日本国拳法9段の腕を持つ武術の達人でもあるわい。部の風紀委員的存在じゃ。憲法制定の年に生まれた68歳。あちょー」とアピールしている。