歌手の華原朋美(40)が20日、東京・羽田空港で新曲「はじまりのうたが聴こえる」の発売記念イベントを行った。

 同曲は華原にとって約9年ぶりのオリジナルシングルで自身が作詞も担当。作曲は16年半ぶりに元恋人の小室哲哉(56)が手がけた。

 歌詞にはこれまでの人生を詰め込んだそう。「楽しいことと悲しいことのギャップが私を不安定にさせたので、書いている時はすごく苦しかった」「小室さんの曲では『愛してる』や『大好き』は書いてはいけないので大変だった」と振り返った。

 これまでの人生についても「男と女だからいろいろなことがあって、結果私は捨てられた形になったが、今となってはこうして前向きに生きていこうとする歌詞が書けたので感謝している」「彼氏がプロデューサーとしてデビューして何の不自由もなく、自分が嫌だと思うことは誰かが消してくれて。今思うとありえない状態だった」などと赤裸々に回想した。

 それでも「たくさんの人の手を借りて、本当の意味で自分も一生懸命がんばろう、誰かを励ましていこうという気持ちになれた」とすっきりした表情で心境を語ると、最後は「やっぱり嫁にいかないとまずいかなと思う」と笑顔を見せた。