俳優の藤岡弘、(69)と船越英一郎(54)が12日、都内で行われた米アクション映画「ラン・オールナイト」(16日公開)のイベントに出席した。

「96時間」シリーズで有名な米俳優リーアム・ニーソン(62)主演。家族を守るため、マフィアのボスの息子を殺してしまった男が命を狙われながら、戦い続けるノンストップ・アクションだ。

 ニーソンの大ファンだという2人は、トレードマークの革コートを着て登場。船越にいたっては、わざわざ私物を着てくるなど気合十分だった。

 藤岡は「私も海外でこれまで何万発も実弾を撃ってきた。1日数千発を撃ったりするので、銃のことが分かる。きっと銃の専門家が付いているはずで、とにかく作品すべてが実にリアル。役者、スタッフ、チームワークがすべてパーフェクト。でなきゃ、死人が出たりアクシデントが起こるから。僕はアクションをスタントマンなしでやってきたから分かる」と汗だくになって熱弁した。

 一方、船越はボードを指さしながら「不安と緊張感」「涙」というフレーズを示し“絶品サスペンス”の条件を説明。

「宙づりにされてるような不安と緊張感。どのアトラクションに乗るよりも不安と緊張が起こってくる。あとは、親子の絆。父親としてニーソンと同化していくので、揺さぶられるんです」

 さらに言葉に力を込める船越は「教科書的な要素もあるので、息子と一緒に見てもいいし、それぞれが見て後で熱い酒をくみかわすのもいい。アクションの要素がすべて入ってるし、人間ドラマも入ってる」と周囲が戸惑うほどまくし立てた。