すっかり落ち着きを取り戻した感のある米歌手ブリトニー・スピアーズ(33)に、とんだアクシデント発生だ。長期公演(2013年12月~15年9月)を行っているラスベガスで29日、ステージで左足首をヒネって転倒、病院に搬送されたのだ。この日はもちろん、週明けまで、すべての公演が中止されることになった。


 ブリトニーは、インスタグラムやツイッターに「こんなお知らせをするのは心が痛みますが、昨日の夜、足首を痛めて、今週末の公演はドクターストップがかかってしまいました。みなさまの激励に感謝します」とのメッセージを送った。


 事故が起きたのはラスベガスにある「プラネット・ハリウッド」の舞台。1999年のヒット曲「クレイジー」を熱唱し、ダンサーらと軽快なダンスを披露していた最中、足をねじってその場に倒れたのだ。かなり重症の捻挫とみられ、ダンサーたちに抱えられ、立ち上がるのが精一杯。なんとか歌い終え、その後の演目もこなしたものの、見るからに痛々しいステージとなった。


 ブリトニーの事務所によると、患部の腫れが引くまで数日間の安静が必要だという。


 実は、ブリトニーが舞台でけがをしたのは今回が初めてではなかった。


 1999年には、踊りの振り付けを練習中、ヒザを痛めて入院。手術が必要と診断され、約1か月間、活動を停止せざるを得なかった。


 また、04年には、シングル「アウトレイジャス」のプロモーションビデオの撮影で、ダンス中にヒザの古傷を痛めて入院し、再手術となった。これが原因となり、同年3月に始まった欧米ツアーをわずか3か月で中止するはめになった。


 けがに泣かされるブリトニーだが、私生活は安定しつつある。熱愛が伝えられるテレビプロデューサー、チャーリー・エバーソル氏(32)との交際も順調で、ブリトニーはすでに「カレと再婚したい」と周囲に漏らしているとか。ただし、ブリトニーの法的後見人である父親ジェイミー氏は「恋愛にいちずで、すべてを犠牲にしてしまう性格」だけに、結婚についてはまだ未知数だとしている。