離婚問題の渦中にいる女優の米倉涼子(39)が17日午後、仕事で滞在していた米ロサンゼルスから飛行機で成田空港に帰国した。週刊誌で報じられた“モラハラ疑惑”をはじめ夫の非ばかりが目立ち、米倉はさながら“悲劇のヒロイン”となっている。そんななか、米倉サイドがひそかに恐れているのが、夫側による“逆襲”だという。

 米倉は13日(日本時間14日)にロサンゼルスで開催された米映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」(7月4日公開)のワールドプレミアに参加し、この日の午後に帰国した。米倉は同映画の日本語版で吹き替えを担当している。到着ゲートを出た米倉は黒のハットにサングラス、コート姿で登場。左手に結婚指輪はしていなかった。


「お帰りなさい」という報道陣からの呼びかけに反応こそしなかったが、一緒に歩いていた航空会社のスタッフと談笑し、時折笑顔を見せるシーンも。その後、多くの報道陣が待ち構えていた到着ロビーには姿を見せなかった。別の出口から車で空港を出たと思われる。


 一部報道によると、夫に人前で罵倒されたり5時間にも及ぶ正座説教、しまいには首を絞められる壮絶なモラルハラスメント(モラハラ)に耐えていたという米倉。さらに夫は毎晩のように高級クラブを飲み歩き、ホステスを口説きまくる…。こんな報道を見れば、夫の厳しい仕打ちに耐えてきたけなげな米倉を“悲劇のヒロイン”と誰もが思うだろう。


 ただ、こんな報道に対して、夫サイドは「あまりにも一方的に悪者にされている」と憤っているという。


「モラハラ報道の影響で仕事にも大きな支障をきたしている。あまりにも一方的な情報ばかり流されているので、知人などには『真相を話したい』と漏らしているというんですよ」(事情に詳しい関係者)


 最近は高視聴率を取れる大物女優として確たる地位を築いた米倉。夫が反論に出たら、そのイメージが崩れることもありうる。


「米倉のかばんを見た夫が『変だ』と言ったとの報道もあったが、そういった会話をする夫婦は少なくない。友人らに夫は『いくらなんでも5時間も正座させて説教していない』『力いっぱい首を絞めたように書かれているが全然違う』などと怒っている。周囲も『反論があるなら本当のことを話した方がいい』と言っているようだ」(同)


 夫側の言い分を取り上げたい週刊誌などのメディアがあるのも事実。その気にさえなれば、大逆襲に打って出られる。それをわかっているだけに米倉サイドも少なからず恐れているという。


「米倉をCMに起用しているスポンサーの中には、離婚騒動についてきちんとした説明を受けていないところもあるようだ。ただ米倉サイドとすれば“悲劇のヒロイン”となることは、スポンサーなどに自身に非がないことをアピールするにはプラス。だけど一方的に悪者にされた夫はたまったものではない。不満は爆発寸前になっているから、もし逆襲に出たら、明かされる内容次第では“女があこがれる女性”という米倉のイメージが崩壊する危険性もある」(テレビ局関係者)


 離婚騒動について米倉は、これまで何も話していない。この日も口を閉ざしたままだった。


「もし米倉がコメントしてしまうと、不満をためた夫サイドが『それは違う!』と反論してくる可能性がある。必要以上に刺激しないために、米倉は何も話さないようにしているのでは」(同)


 たとえ別れるにしても“泥沼の離婚劇”となるとイメージダウンは間違いないだけに、かなり慎重になっているようだ。