覚醒剤取締法違反(所持と使用)の罪で起訴されたタレントの小向美奈子被告(29)の初公判が16日、東京地裁で行われ、検察側は懲役2年を求刑した。3度目の逮捕(1件は不起訴処分)という事情からも実刑は免れないとみられるが、服役後、芸能界に小向被告のイスは空いているのか、注目されている。

 小向被告は黒のパンツスーツ姿で、10センチ以上あるピンヒールをコンコンと鳴らしながら胸を張って出廷。ピッタリ素材のインナーからは、谷間こそのぞいていなかったが、スライム乳が“私は女優よ”とばかりに主張していた。

「小向美奈子です。タレントです」と朗々とした声で答え、起訴状を「(事実関係に)間違いありません」と全面的に認めた。薬物を知人から譲り受けた理由を聞かれ「くれるって言うので…」などと危なっかしい証言もあったが「築いた信頼が壊れてしまった。今後は番組出演を通して薬物撲滅活動を行いたい。(薬物を)二度としません」と毅然と答えた。

 本人はタレントを続ける意向のようだ。「ニコニコ動画」を運営するドワンゴのプロデューサーらが「薬物撲滅番組を作って小向を出演させたい」などと、実際にサポートを名乗り出ているとも。小向被告のファンらが情状酌量を求める嘆願書を集めており、小向被告も「うっ…ひっ…」としゃくり上げ「まだ応援してくれる人がいることに感謝します」と涙ながらに語った。

 だが、実刑となれば1年間ほどの服役が待っている。復帰後、ファンはついてくるのか。

 AVメーカー関係者は「腐っても『小向』の名前があるので、1年ちょっとのブランクがあっても新作を出せば売れると思う。ぶっかけ・中出し・アナルを一度に撮っているので次回作で何をやるかですが、刑務所で規則正しい生活をして腰回りのぜい肉を落として、ムショ帰りの魅惑ボディーを見せつけてくれればファンは離れていかないのでは」とスライム乳に太鼓判を押している。