上重アナ 今度は松坂のサイン入りボール“裏切り売却”疑惑

2015年04月17日 07時10分

2月のキャンプ取材で笑顔を見せた上重アナ(左)と松坂

 利益供与問題で揺れる日本テレビ・上重聡アナウンサー(34)に新スキャンダルが飛び出した。16日発売の「週刊文春」は、上重アナの親友で、現ソフトバンクホークスの松坂大輔投手(34)からもらったサイン入りボールを“売却”していた疑惑があることを報じた。だが、日テレは完全否定。本紙に微妙に食い違う証言をする当事者も現れ、騒動は拡大する一方だ。

「文春」によると問題となっているのは、2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝戦で使用したボールに、最優秀選手に選ばれた松坂がサインしたもの。松坂は高校時代に甲子園で投げ合い、後に親友となった上重アナに贈った。

 だが約3年後、そのボールは上重アナの手元を離れ、福井県で「スポーツ・ミュージアム山田コレクション」を営んでいた故山田勝三さんの元に渡った。山田さんの死後「山田コレクション」は閉鎖。他のコレクションとともに、この貴重なサインボールもオークションに出されたという。

 山田氏に渡る過程で、2人の人物が登場している。1人は上重アナが卒業した立教大のOB小林弘明豊島区議(45)。そして上重アナと親交があり、女医タレント西川史子(44)の元夫として知られる実業家の福本亜細亜氏(41)だ。文春によると、上重アナは2009年、ボールを小林氏に委託した。

 小林氏は当時、野球カードなどを扱うショップに関わっており、オークションサイトに同店が持つアカウントで松坂のサイン入りボールが売りに出された。買い手はつかず、紆余曲折の末に山田氏が購入したのだという。一連の話し合いの場に、福本氏が同席したこともあったとされる。

 これが事実ならば、親友から善意でもらったボールをカネに換えたことになるが、日本テレビは15日、疑惑を全否定した。サインボールについて「(上重アナは)松坂さんからもらっていません」と断言。松坂が上重アナのために贈ったWBC決勝戦で使用したサイン入りボールなど、そもそもこの世に存在しないとしたのだ。

 一方、同日、本紙に答えた小林区議の説明は微妙に食い違っている。売却した事実を否定した上で、上重アナから受け取った福本氏を通じて「ボールを手に入れ、(前述の)ショップに展示していた」と話した。そのショップは小林区議の両親が所有するビルの一室を貸しただけで、自身は運営にタッチしていなかったという。

 このため、どういう経緯で山田氏の元にボールが渡ったのか分からないと説明した。売却などへの上重アナの関与を否定し、迷惑を掛けたため「謝罪文を出したいと思っています、上重君に」と語った。

 福本氏が役員を務めている会社に取材を申し込んだが、本人は不在だった。「文春」の取材に同氏は「自分は全くの無関係」と話している。日テレも、そもそもサインボールが存在しないため、上重アナが福本氏にそれを渡したという事実はないと、今回ばかりはかたくなに否定している。

 果たして疑惑のサインボールは存在するのか、しないのか。あるいは上重アナの知らぬところで、第三者が「上重アナが松坂からもらったボール」と勝手にうたい、突如出てきたのか。

 これまでに上重アナは、日本テレビのCMスポンサー企業「ABCマート」創業者からの無利息の1億7000万円融資、2000万円超の英国高級車の貸与などが発覚。そのごっつぁん体質、倫理観が問われる騒動は拡大を続けているが、それでも日テレは起用し続けるのか――。