元テレビ朝日アナウンサーで現在フリーの朝岡聡(55)が10日、都内で行われた「第1回ミスターダンディアワード 2015」で特別賞を獲得した。


 ネービースーツで出席。ダンディーな紳士として表彰され「こそばゆい気がします」と照れた。「ニュースステーション」時代は、スポーツキャスターとして活躍。「現在はテレビより、ステージやクラシックコンサートでお話しすることが多い」という。


 朝岡の古巣のテレ朝では「ニュースステーション」の後継番組「報道ステーション」でメーンキャスターの古舘伊知郎(60)とコメンテーターだった元経済産業省キャリア官僚・古賀茂明氏(59)が生放送中にバトルを繰り広げたことが、いまだにくすぶっている。


 朝岡にとって古舘は、テレ朝の5年先輩にあたる。授賞式終了後、今回の問題をどう見るか問うと「(意見を)言う立場ではないです。僕はもう番組を離れていますから。今は視聴者なので、どちらが良い悪いはコメントしづらい。(古舘・古賀氏双方の)肯定も否定もしないです」と困惑。


 ただ、「生放送としてはおもしろかったです」とこう続けた。「昔みたいに生放送で“ついに言っちゃいましたね”みたいなのが、最近はない時代。そういった意味では…いろいろ考えさせられました」


 確かに、各方面の圧力やコンプライアンスが厳しい昨今では、生放送ならではの視聴者を引きつけるハプニングはなかなか起きない。


「ニュース番組によっては、アナが読む原稿が一言一句まで事細かに書かれたり、相づちやリアクションまで決められたりする」(テレビ関係者)


 報ステは今後もしがらみに悩まされそうだが、朝岡の見解は一理ある。