子宮頸がんを発症し克服したアイドル・夏目亜季(24)が、喉頭がん治療のため、声帯摘出手術を受けていたことを公表した「シャ乱Q」のボーカル・つんく♂(46)に10日、エールを送った。

 昨年、夏目は子宮頸がんとリンパ節のがんの治療のため卵巣機能を失った。つんく♂も命の代わりに「声」という歌手としての“魂”を失う悲劇に見舞われた。

 声帯摘出のニュースを知ったとき、悲しい気持ちになったという夏目は「歌手として声帯を摘出するという決断は、何よりもつらいことだとお察しします。つんく♂さんも昨年10月に摘出したと、知りましたが私も同じころ、同じように“生きるため”に子供を産まない選択をしました」と、自身にふりかかった境遇と重ね、おもんぱかった。

「つんく♂さんとは故郷が同じ関西だということと、がん、アイドルのプロデューサーということで、勝手に親しみを感じてしまいました。これからもつんく♂さんの作る曲に、アイドルに、行動に、支えられ勇気づけられる人が、たくさんいると思います。私もその中の一人です。新たにつんく♂さんにしかできないこともあると思います」と、つんく♂の今後の活動に期待を寄せる。

 そうしたなか11日、夏目は東京・杉並区の「阿佐ヶ谷ロフトA」で行われる、ソロライブ「夏目亜季ちゃん完全復活コンサート『元気です!』」でよみがえる。

 がん発症前、夏目はフジテレビ系ドラマ「GTO」に出演するなど活躍していたが、今後はそれ以上に光り輝くつもりだ。

「私は現在は放射線、化学療法等で治療を終え、がんが消えたと診断されたので一足先にライブ復帰します!」とアピール。続けて「つんく♂さんもしばらくは、大変だとは思いますが無理をしない範囲で、これからも日本を、芸能界を引っ張っていってほしいです。帰りを待っています」と力強くメッセージを送った。