沖縄・石垣島出身の女性デュオ「やなわらばー」の発案で、4月9日が「フォークソングの日」に認定されることになり、9日、都内で行われた記念日登録証授与式に参加した。

「やなわらばー」の2人がフォーク酒場で仲間との談笑中に思いつき、所属レコード会社を通じて申請。日本記念日協会が認定した。「4」(フォー)と「9」(ク)の語呂から、以前にもあちこちでフォークイベントが開催されていたが、メンバーの東里(あいざと)梨生(32)は「これを機に、大きな場所でみんなが集まって何かできれば」と期待を寄せた。

「フォークソングの日」があれば、6月9日の「ロックの日」もありそうだが、同協会の加瀬清志代表理事によると「以前、忌野清志郎さんからロックの日を作りたいと電話があったんですが、亡くなられてしまった」と申請には至らず、制定されていない。

 現在は中ぶらりんの状態だが「個人での申請は難しいが関連団体の申請があれば」(加瀬氏)制定も可能だという。

 記念日の制定は「政治的、宗教的、反社会的な目的でなく、世の中に受け入れられるものであれば」認定される可能性があるという。現在、約1100の記念日があり「最も多いのがお菓子などの食料品」と加瀬氏。

「11月11日の『ポッキー&プリッツの日』が成功例でしょうか。ほかにも『雪見だいふくの日』とか『ガーナチョコレートの日』というのもある」という。「1」という形状がポッキーに似ているから記念日にされたり、発売日を記念したり、商品のPRに使われるケースが多いという。

 なお、芸能人でいえば、2月10日はビートたけし本紙客員編集長(68)の「キタノ記念日」だ。漫才コンビ「ツービート」からとられた。

 加瀬氏は「テレビ番組で記念日を作ろうという話になって、事務所の方から申請があって制定した。映画監督として世界の北野として活躍されていたので『キタノ』というカタカナ表記になった」という。