芸能界で“復活ブーム”が起きている。代表的なところではヒロミ(50)などが挙げられるが、かつて“シノラーブーム”を巻き起こした篠原ともえ(36)もその一人だ。時を経て復活を遂げる構図には、テレビ局の少々寂しい事情が隠されているという。

 浮き沈みが激しい芸能界で、一度沈むと復活することは難しいといわれてきたが、最近は事情が違うようだ。

「ここ数年、有吉弘行や坂上忍など、かつて一世を風靡した芸能人たちが再び活躍する場面が目立つ。最近ではヒロミがそう。篠原も数年間の空白期間を経て、露出が増えています」と芸能プロ関係者。芸能界はまさに復活ブームだが、テレビ局側の台所事情とどう関係しているのか。

「番組制作予算がこの数年の間に大幅に削られ、派手なことができなくなった。そこで一度はブレークするも、消えている芸能人にスポットライトが当たるようになった。なぜなら、全盛期に比べるとかなり安いギャラで起用できるし、知名度は抜群だから。コストパフォーマンスがいいと判断されている。もちろん、完全復活するには新たな一芸が欠かせませんが」とテレビ局関係者。

 篠原はタレントとしてだけではなく、松任谷由実(61)のコンサート衣装を任されるなどデザイナーとしても評価が高まっている。8日には、映画「インターステラー」ブルーレイ&DVDリリースイベントに、映画コメンテーター・有村昆(38)とともに出演。場を盛り上げるトーク、さらにカメラ位置をキッチリ計算して動くなど、まるで大ベテランのような振る舞いを見せ、周囲をうならせた。